やくざ刑罰史 私刑(リンチ)!
やくざの世界で裏切りは許されない。裏切ったが最後、やくざの掟により裁かれる。
この映画はオープニングのスタッフテロップからそんな素敵な残酷地獄絵巻シーンのオンパレードで幕を開ける。石井輝男やっぱりすごい。
1969年製作のこの映画は3本立て風味な構成になっている。1本目が菅原文太主演の時代劇やくざもの、2本目は戦後やくざもの、3本目は現代もの(といっても1969年なんだけど)だ。メインテーマは裏切ると怖いよ~って感じか。はっきり言ってお話はどうでもいいかな。ひたすらベタな物語にひたすら残酷でいかがわしい描写がくっついている。これがすごい。
目玉くり貫かれたり、耳を取られたり、腕を切られたり、乗ってる車ごとプレス機にかけられて廃車にされちゃって内臓が飛び出してたり、コンクリ詰めにされちゃったりとこれでもかの下らない残酷描写の嵐。低俗とはこういう事を言うのだろうな。
この映画の3本目を見ているとタランティーノの『レザボアドッグス』を思い出した。裏切りに次ぐ裏切りみたいな。そっくり。好きなんだろうね。確かにこの当事の東映って面白い映画多いからね。ピンキーバイオレンスシリーズなんて最高に好きだね。
石井輝男の映画って基本的にどれもこんな感じの低俗度&いかがわしさMAXって感じで最高に面白いよね。最近やっと日本でも評価が高まってきてDVDBOXとか出だした。でもこの手の映画って海外の方が評価が高くて、このDVDもSHOCK ENTERTAINMENTというヨーロッパのレーベルから出てるもの。
日本は昔ものすごい映画を作っていた。どうして今は面白い映画が作れなくなったんだろう。もっととんでもない映画が見たい。
