2008年9月30日
2008年9月29日
コードギアス 反逆のルルーシュR2
昨日で『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が終わった。確かに近年稀に見る面白さであった。昨日も朝方までR1の2周目を見て、今日の午前中に録画してあったR2の最終話を見た。
R1の異常なハイテンションっぷりからするとR2は、物語の終息に向けてまとめに入った感が否めなかった。どう考えても話を広げすぎたために、R2はその補完に走ってしまい、説明だけで終わらせる部分が多く見られた。
個人的にはR2の最終話もR1の様になって、R3に続く!みたいな感じになって欲しかった。で、いつまでたってもR3は始まらずに、伝説になるみたいな感じか。
しかしながら、R2も決して面白くなかったわけではなく、普通の下らないアニメに比べれば、クォリティ、物語ともに極めて素晴らしかった。ただ、個人的な気持ちとしては、もっと滅茶苦茶に、酷いことになって、何だこりゃくらいの終わり方を求めていたのだ。それなりに納得は行ったが、まだまだ行けた感じがして、そこは残念。
実はここの所、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のお蔭様で久々に俺の「アニメ心の扉」が開きっぱなしになった。なので、最近はアニメばかり見ている。『ハルヒ』とか。昨日もツタヤで大量にレンタルしたのだけど、10枚くらいアニメ。現在進行形では、『マクロスフロンティア』を見ている。
しかし日本のアニメDVDの値段は異常に高い。ギアスは海外版だと5話入って、1700円くらいだよ。マーケットの土台が違うとは言え、本国の方が全然値段が高いっておかしい気がする。
10/3からはギアスの枠で、谷口吾郎監督がCDを勤め、特技監督が板野一郎先生という素敵なアニメ、『鉄のラインバレル』が始まる。これは面白そうだ。
2008年9月28日
ロンドン橋落ちた
と言うより、回って架かったといった感じか。こんなのあると知っていたら、3月に行った時に見に行けば良かった。
2008年9月27日
朝生愛DVD『カモミールのプールでライブ』
ディレクションした、朝生愛DVD『カモミールのプールでライブ』より、少しだけ映像がアップされている。USAアーカイブレーベルより。限定600枚。アーカイブのサイトか、朝生さんのライブでも少し販売される模様。
2008年9月26日
ファウンテン
ダーレン・アレノフスキーの『ファウンテン』を見た。『π』、『レクイエムフォードリーム』が面白かったので、期待していたのだけどものすごい微妙な映画であった。
永遠の命、永遠の愛が、過去、現在、未来を跨って描かれる!聞こえは良かったが、大風呂敷を拡げ過ぎたようで。主演もヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ(『ナイロビの蜂』はとても良かった)なんだけど、映画としては微妙。
アメリカ公開当時、ビジュアルイメージがすごく素敵で、しばらくスクリーンセーバーにしていたんだけど、日本では「純愛」売りのビジュアルになっていた。劇場に行こうと思っていたら、知らないうちに一瞬だけ公開されて、終わってしまっていた。DVD発売されたのも知らなかったもん。でも、確かにこれは受けないね。
キーポイントであったビジュアルも実際見てみると、スピリチュアルというか完全に間違った+混同されたアジアイメージで、何処かの新興宗教の様なイメージの応酬。全然感情移入できない。最後の方なんて吹き出した、マジで。
ヴェネチアで賞を獲得した『The Wrestler』(主演:ミッキー・ローク(笑))は一体どうなんだろうか。見たい。
2008年9月25日
格好良いパズル
これは格好良い。形の異なったルービックキューブ。普通のルービックキューブは一つ一つのパーツが立方体なのだけど、これはそれぞれが異なった形をしている。面が銀色というのも、なんだかサイバーで素敵ではないか。
このパズルは日本人のパズル作家が製作したもので、今度発売になるらしい。値段もアマゾンで手ごろだし、是非購入してみたい。が、俺はこういったパズルは相当苦手で、全然できないのだけど。
作者のサイトも面白かった。かなり変態的なルービックキューブを製作していて、回転するとものすごい格好良い。変形ロボっぽいのだ。やっぱりロボも幾何形体の集合体なので、近しいものがあるのかもしれない。
パズルの製作方法もあって、正にプラモデルを作っている感じになっている。
2008年9月24日
立石 大河亞展 -埼玉県立近代美術館-
少し前に立石大河亞展を見に、埼玉県近代美術館まで車を飛ばした。
立石大河亞と言えば、絵本を描いたり、漫画を描いたり、デザインをしたり、絵画を描いたり、漫画の技法を取り入れた絵画を描いたりする作家だ。中村宏と「観光芸術協会」を結成したりもしていた、非常にセンスのある人だ。
展示されていた作品は数は少なかったけど、どれもシュールで面白く、楽しめた。やっぱり根本的に絵がうまい。色味も綺麗で、内容はなんだかとてもシュール。
埼玉県近代美術館はどうやら黒川紀章がデザインしたらしい。なかなか立派な建物であった。周りは大きな公園で、良い雰囲気。
2008年9月23日
パプリカ
『パプリカ』を見た。公開当時、結構気になっていたのだけどやっと見るチャンスが来た。
原作は筒井康隆、監督は今敏。今敏と言えば、『パーフェクトブルー』が思い出されるが、あれは全然面白くなかった。アニメである意味が全然感じられない作品だった。
『パプリカ』も同様、アニメで制作する意味が全く感じられない作品だった。それなりに面白いし、クォリティはすごく高いのだけど、実写で撮った方が良い感じがした。
俺は元々アニメや漫画が好きで、その影響で絵を描いたりするようになった。小学生、中学生の時は恐らくオタクと言われる人種だったのかもしれない。ファッションとロックに同時に興味がなかったら、そのまま突き進んでいた気がする。
だからこそか分からないが、どうも今敏の作品には嫌悪感を感じてしまう。この人の作品からは「日本のオタクアニメ臭」が意図的に消されている気がしてならない。だからと言ってアートアニメと言うわけでもないし、ジブリ作品の様に一般受けする要素もないので、一体誰が見て喜ぶのか全く見当が付かない作品になってしまっている。
今敏と言えば、大友克洋直系な訳で、彼のアニメが全然面白く感じない俺にはこの人のアニメも面白く感じられない。あと、4℃とかもあまり好きになれない。なんだか中途半端なサブカルって感じがする。
当たり前
これ
http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090/2615719#2615719
まあ当たり前のことだと納得できる。最早会社に勤めていないが、確かにそうだよなあ。
「いいじゃないかいっぱい仕事してみんなで残業すれば」なんて意見も多そうだが、無駄な仕事はなるべく減らして余裕を持たせるほうが良い。生産性を上げるとはそういうことだ。なにより、そんなカルチャーだと新兵器たるイノベーションなんて沸いてこないから、いつまでたってもコストカット一本槍で、インド人や中国人とガチンコで殴りあう羽目になる。
ここなんて正にその通り。
2008年9月22日
横浜トリエンナーレ
ここの所、結構映像もたくさん見ているし、実はあちこち行っているのだけど、まだここには書けていない。おいおい書いていく予定。
昨日は横浜トリエンナーレに行ってきた。メインの目的は、
エクスペリメンタル・サウンド・プログラム #04
出演:POP(ズビグニエフ・カルコウスキ&ピーター・リーバーグ)、オーレン・アンバーチ + ジム・オルーク + スティーヴン・オマリー・トリオ)
だったのだけど、展示も見たかったので、中華街で昼食後メイン会場へ。
芸大新港校舎の前に建設されたメイン会場は、ものすごい安っぽい建物で、この外見だけでも先を予見させる感じがした。いくらなんでもこの安っぽさはない。
チケットを買って中に入る。「や、安っぽ!」。立て込みしてある壁の裏側が丸見えで、垂木やコンパネが剥き出しだ...。この時点で見せ方として完全にアウト。美大の学祭以下だと感じた。(他のお客さんも、学祭みたいだねと話していた)
展示されている作品も相当微妙で、ある作品は立て込みが崩れてしまって、釘が見えていたり、壁が斜めになっていたり。作品内容も全体的に古いし、全然面白くなかった。『Way Things Go』の2人組の作品を楽しみにしていたのだけど、まあ今一だった。
その後は赤レンガ倉庫に移動して、ノイズライブ。所謂ライブハウスではないので、爆音度が今一つ。POPのハーシュノイズももう少し低音がモリモリ出ていたらよかった。スティーブン達のトリオはドローンだったけど、こちらも低音がもっと欲しかった。が、楽しめた。一日の疲れもあり、半寝で聞けて気持ちよかった。
その後はKTLチームと居酒屋で談笑。彼らもトリエンナーレの展示は面白くなかったみたい。そして深夜に車を飛ばして帰宅。疲れた...。
2008年9月20日
セガフレードザネッティ
コーヒーが大好きなので、外出中にもよく飲んでいる。大好きとは言え、ミルクなしでは飲めない身体なので、もっぱらカフェラテ系なのだけど。
チェーン店は当然色々行く。タリーズ、エクセルシオール、スタバは高い割には大しておいしくないのでほとんど行かない。とりわけ店舗数は少ないのだけど、セガフレードザネッティが一番好きだ。コーヒーがやたら濃いところが最高。
幸いメインの行動範囲、新宿には2店舗あってよく利用している。ザネッティにはポイントカードがあって、この間初めて溜まったのだけど、驚きの特典があった。ポイントを貯めると「クラブミオバール」というものに会員登録できて、店舗で割引などの特典が得られるのだ。
会員の特典は
- 常時全商品5%以上OFF
- 来店ポイントによるディスカウント率のアップ
カードのグレードも上がっていって、最大10%の割引率になるらしい。特に宣伝はしていないっぽいので、これは知らなかった。
先日カードが届いたので、まだ使用していないが、少しでも安くなるのは助かるよな。
2008年9月18日
コードギアス反逆のルルーシュR2
2008年9月16日
コードギアス 反逆のルルーシュ
結構前から友人より強く勧められていたアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』。最近やっと見たのだけど、これが最高に面白かった。『グレンラガン』を余裕で超える、強烈な面白さ。
世界の3分の1を支配する超大国「神聖ブリタニア帝国」に占領された日本。主人公であるルルーシュは、母の復讐と妹の未来のため、帝国への反逆を遂行する。という物語。ルルーシュにはギアスと呼ばれる、人間を意のままに命令を下せる特殊な能力が謎の女、C.Cより与えられる。
まず最高なのは、ルルーシュがとにかくダークヒーローなところ。目的のためならば、誰彼構わず殺す。とにかく殺す。そしてどんどん孤独になっていく。ここまで孤独で、酷い主人公は昨今いなかったのではないか。詳しくは見て欲しいが、本当に酷いことになる。俺にとってはストライク。
身分を隠し、ゼロと名乗り、「黒の騎士団」を組織し、ひたすらアジるところも最高だ。ここまで強いことを言われると逆にすっきりする。当然その裏には無限の悲しみがある訳で、本当シナリオがうまいと感じさせる。
はっきり言って、全体的に何処かで見たシチュエーションしかないのだけど、それでも面白い。ガンダム、ボトムズ、メガゾーン23、エヴァンゲリオン、ウテナ等など、全てのおいしい所を入れ込んで、壮大な物語を構築している。
見始めたら止まらなくなってしまって、一気に見てしまった。ずーっとテンションが落ちないし、作画のクオリティもすごい。昨日なんて夕方から深夜まで、ずっと見続けた...。
ファーストシーズンはものすごい所で終わってしまった。セカンドシーズンも楽しみ。まだまだ謎が山積みになっているので、これからもしばらくは楽しめそうだ。
俺が作品に求めることは、「傷つけて欲しい」ということだ。特に「喪失感」を与えて欲しい。感動なんていらないから、とにかくどうしようもないもやもやした気持ちにさせて欲しいのだ。そういった意味でも、『コードギアス 反逆のルルーシュ』は最高に面白い。
2008年9月13日
寄る年波
昨日はKTLatEARTHDOM撮影。リハから入って、久々に機材搬入を手伝ったのだけど、完全に腰に来た。
バイク事故以来、腰が悪くなっていたので、強力に重いものはやっぱり厳禁だった...。搬入、搬出をちょっと手伝っただけで、腰、足、左尻の腰から繋がっている筋がいかれたようで、相当痛い。バキバキ。
「寄る年波」というよりは、普段重いものなんか全然運ばないせいだと思う。何日かは歩き方がおかしなことになりそうだ。ぎっくりに移行しないように気をつけなくてはいけない。
2008年9月11日
Boris with Nine Inch Nails!
Tue - 11/11/08 Scotiabank Place Ottawa ON
Wed - 11/12/08 Bell Centre Montreal QC
Thu - 11/13/08 Lees Palace Toronto ON
(BORIS HEADLINE , NO NIN)
Fri - 11/14/08 Copps Coliseum Hamilton ON
Sat - 11/15/08 Van Andel Arena Grand Rapids MI
Sun - 11/16/08 Grog Shop Cleveland OH
(BORIS HEADLINE , NO NIN)
Mon - 11/17/08 Schottenstein Center Columbus
Tue - 11/18/08 Allen County Memorial Fort Wayne IN
Thu - 11/20/08 US Cellular Center Cedar Rapids IA
Fri - 11/21/08 Mizzou Arena Columbia MO
Sat - 11/22/08 BOK Center Tulsa OK
Tue - 11/25/08 Target Center Minneapolis MN
Wed - 11/26/08 Mid-America Center Council Bluffs IA
2008年9月10日
朝生愛 / カモミールのプールでライブ
USAのArchiveレーベルから、朝生愛さんの去年のレコ発ライブ映像。ゲストに栗原ミチオさん、BorisのWATAなんかが参加していて、豪華なライブ。
編集も少し変わったことをやっています。朝生さんの持つ独特の雰囲気と絶妙に絡んでいると思われ、うまく行ったかなと。
限定なので、日本でどれくらい売られるか分からないけど、朝生さんのライブでは売られるみたい。そう言えば、ついこの間朝生さんのライブに行ってきたのだけど、本当相変わらず素敵で涙腺がうるうるして帰ってきた。素敵な音楽です。
今週はKTL。SUNN0)))のスティーブンとMego主宰のPETAのユニット。スティーブンとは半年振りなので楽しみ。
ネペンテス キャンバスバッグ お針子カスタム
またもや鞄ネタ。ネペンテスが以前に展開していたライン、HOGGS。そのリュックがオークションで1000円台で落札できたので、早速お針子&お染めカスタム。
まず、元の色が生成りでそれなりに汚れていたので、ダイロンの洗濯機専用染め粉で染色。洗濯機専用なんて昔はなかった。良い感じに染まって、革部分がカピカピだったので、ピュアホースオイルで保湿。
その後、高校生の時に履いていて、今は解体されパッチ用となっているクレイジーパッチワーク柄のズボンからパッチを移植。ひたすらお針子。指が本当に痛くなった。
さらに愛するグレイトフルデッドとルイージのパッチをお針子。これは指が痛すぎて、貫通するかと思った。パッチは辛い。仕上げにNYのイベントでもらったFUSE.TVとマゾンナワンマンライブのバッヂを付けた。
よく見ると相変わらずのクォリティなんだが、その下手さ加減が気に入っている。結構うまく行った気がする。
2008年9月 9日
ハンティングワールド
先日ハンティングワールドの鞄が欲しいと、書いたら実家から連絡があった。父親がデッドストックで持っているとのこと。さすが。
というわけで、我が家に待望のハンティングワールドが到着。バチュークロスのものが欲しかったのだけど、これの素材はコットン?だと思う。紺色ベースに、ハンティングワールドのマークである像が刺繍で入っている。これはこれで、あまり見たことがないので相当ありではないか。
作りもかなりしっかりしていて、革部分も高級なものをしていそうだ。あちこちにポケットもあるし、使い勝手も良さそう。かなり使い込んでからの状態が楽しみだ。
しかしながら、使いもしないものを買って、ストックしておく家の父親。血を感じた。血は水よりも濃いのだ。
2008年9月 6日
日本のイギーポップ
確かに似ているかもしれない。
2008年9月 5日
最近の鞄事情
以前はあまり興味がなかったのだけど、ここ何年かで鞄に対する興味が俄然出てきた。素材、形、使い心地、色々あって面白い。
相変わらず色々買っているのだけど、最近手に入れた中で素敵なのはアクセサリー・ユナイテッド社のショルダーバッグ。素材はバブアー等にも使われている素材、オイルドクロス。バブアーのオイルドクロスはべた付きと匂いがあるけど、これはそれがない。防水性にも優れていて、なかなかよろしい。
縦長の形で、コンパクトながらもA4サイズが入るのもうれしい。意外と収容能力があるし、使い込むと味が出そうだ。もちろんアメリカ製。
この鞄、HDONLINEのファイナルセールでものすごい安かった。もう売り切れになっているけど。その他もファイナルセールで激安になっていて、結構買い物した。
2008年9月 4日
俺のマックが!
映像の仕事をしようと思って、マックの電源を入れてもうんともすんとも言わなくなってしまった。恐らく、この間の雷による停電のせいだと思われる。停電復活後、ターミナル画面になっちゃったりしてちょっと不安だったんだけど、その不安、的中。ロジックボードがご臨終していたら、完全にアウト。
俺のマックは最後のOS9起動モデルG41.25ghzDUALなんだけど、思えば5年以上使用した。最早限界は見えていたのだけど、ちょっと残念。でも横でitunes専用マシンとして動いているG4の最初のモデルは普通に現役なんだけど。
修理するか、新しいのを買うか。買うと言っても先立つものの問題も出てくる。買うなら使用用途を考えてMacPro以外の選択肢はないのだけど、とにかく高い。最低で30万余裕でオーバーってどうよ。それなりに満足行く仕様にするとソフト込みで恐らく80万円オーバー...。
いっそのこと、全部WINに移行する手もあると思うけど、FinalCutProは捨てがたい。
今のインテルマックはBootCampでWINが走るので、日常的な用途やAdobe系はWINでやって、編集だけマックって手もある。パラレル使ってクルクル切り替えるみたいな。要するにMACでは編集以外やらないってことになる。ある意味贅沢。
どうせWINではWEBとかの軽めの作業しかやらないので、BootCampでも大丈夫そうだし。どうだろう、結構サクサクWINも走るのかなあ。
いずれにせよ、先立つものが最大の問題だ。今の状態でローン組めるかどうか極めて不透明だし。ひとまず、DVDの納品が終わった直後だったのが、不幸中の幸い。
2008年9月 3日
Google Chrome
酒井式
友人から聞いた、ものすごい薄気味悪い絵画技法、酒井式。
その友人の同僚が、子供の絵画発表会みたいなのに行ったら、あるクラスだけやけに絵がうまいことに気が付いた。最初は大したものだと思っていたらしいのだけど、よく見ると全員の描く絵がそっくりだったらしい。気になって聞いてみると、「酒井式」という絵画技法にのっとって描かれた画らしい。
酒井式のリンク
http://www10.plala.or.jp/Ohnuma02/sak01/sak01top.html
http://www.page.sannet.ne.jp/hiro_enomoto/sakaisiki/ziga/zigazou.htm
リンクを見れば分かるように、本当様式化されている。構図から、パーツにいたるまで「良く見える絵」の書き方が解説してある。気持ち悪い。これを子供が書いているというのが最大の気持ち悪いポイントだ。
完成した絵が、「昔の少し怖い絵本で見たような、ちょっと懐かしいそれなりに良い絵」みたいになっているのも最高に気持ちの悪いポイント。なんだこれは。
聞くところによると、親としては自分の子供がうまい絵をかけて、喜んでいるらしい。これだったら「マルチョン」みたいなへたっぴな絵の方がよっぽど面白いだろう。全員がほぼ同じ絵を描いているというのが、全体主義みたいで薄気味悪い。
絵なんて自由に好きなように描くべきだし、子供の頃なら尚更、様式に則って描く事なんてする必要がない。それは自由な発想を奪うことになるだろう。もちろん親は自分の子供がうまく見える絵を描くとうれしいのだろうけど、それとこれとは話が違う。絵なんて向き不向きがあるのだから、均一的にする必要は全くない。
俺は美術大学出身なので、受験のために絵を何年もアカデミックに学んだ。が、子供の頃は絵が単純に大好きで、好きなものを自由に描いていた。大人になってからアカデミックに矯正されるのと、子供の頃から様式に矯正されるのは訳が違うはずだ。(実際矯正されて失ったものも多いのだけど)
若い子達と話す機会が多い。彼らは大体においてすぐに答えを求めようとする。正解は何か。問題はそこではないと思う。何故自分で考えないのか。何でもマニュアル化して、それを見ればすぐに答えが出ると考える。答えは自分で出すもので、見るものではない。一番大切なのは、考えることではないだろうか。
