2009年6月 9日

交響詩篇エウレカセブン --いくらなんでも

『交響詩篇エウレカセブン』全50話完了。ここの所ものすごいハイペースでアニメを見ている。一時離れていたので、それを取り戻すように。

面白かった。クォリティも高いし。が、これを手放しで評価することはできない。何故なら、全てが偽者だからだ。しかもものすごい精巧な偽者。つまりクォリティの高いパクリ大会みたいになってる作品なのだ。

制作側は「大道に対するオマージュ」みたいな言い方をしているようだけど、これは計算された偽者だ。これがオマージュと言うならば、オマージュという言葉の意味を変えなければいけないだろう。

問題は、邪な気持ちで、全てがパクリだとしても、クォリティと構成力で面白いものができてしまうという日本アニメの底力ではないか。『交響詩篇エウレカセブン』は若者に人気が高いので、見たのだけど、元ネタを知らない若者には面白く感じるのだろう。でも、ここまで全てにおいてオリジナリティがない作品はその後に何も残さない。

監督は俺たちの世代の人なので(調べたら同じ大学で同じ学科の先輩だった。面識ないけど)、俺たち世代のアニメや映画好きな人なら一発で元ネタが分かる。以下適当に列挙。

・ガンダム(冨野アニメ全般)

・エヴァンゲリオン(思いっきり5号機にアスカがやられるシーンがある。その他もモロ)

・マクロス

上記メインにしながら、

・ブレードランナー

・バグダッドカフェ

・村上隆(コーラリアンの形が訴えられるくらい同じ)

・デビッド・リンチ

など。しまいには名著「ホールアースカタログ」みたいな本まで出てくる始末。

全体に漂う「お洒落感」も鼻に付く。サーフィン、カウンター(サブ)カルチャー、等を巧みに出しているつもりなのかもしれないが、所詮お洒落ではない人が作っているのでお洒落にはなれない。登場人物などがロックの曲名やアーティスト名の捩りなのも分かっちゃうだけに気になった。「ハイヤーザンザサン」とか言われても...。名曲だけど。

でも面白い。が、評価は絶対にできない。

コメント

ご無沙汰しています。

このアニメはそんな感じだったんですか。
色んな理由で評価したくないって、ありますよね。

今でもそんな感じで評価出来ないのは
「スラムダンク」の井上雄彦大先生です。
カットの多くがNBA雑誌からのコピーそのままで、
ストーリー以前に「それはやっちゃいかんだろ!」
という思いでした。
その気持ちは今でもあります。

でもそれもオマージュと言う事で(笑)!

結局の所、漫画、アニメ以前に作者の内面そのもの
が気になります。


微妙ですよ(笑)。面白いのに全然感情移入できない。

井上雄彦大先生、実は一冊も読んだことがありません…。絵はうまいなあと思ってましたが、
そんな感じなのですか。スポーツに全く興味がないので、スポーツ漫画と言えば
『アストロ球団』くらいしか読んだことがないです。

中身がないのに外身だけ似せても駄目ってことでしょうか。

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