2011年9月28日

エルフェンリート

最近すっかり漫画ブログ化しているけれど、またもや漫画。岡本倫『エルフェンリート』を読んだ。実は10年くらい前に1巻だけは買って読んでいて、何となくその後は読まなかったのだけど、今回やっと読破した。

ツノのある新しい生物と、人間の戦いがメインの話なのだけど、とにかく人体損壊描写が満載でかなりバイオレントな漫画だ。血しぶき飛びまくり。四肢切断もしょっちゅう出てくるし、幼児虐待等々、とにかく酷いシチュエーションのオンパレード。が、ツノのある生物は全員美少女だったり、主人公の住む家には何故か美少女が続々と集まってハーレム状態だったり、妙にエロいシーンが多いし、ナンセンスな笑いが突然挟まってきたりと、なんというかオタクの願望全部詰め込みました!という感じがある。

本当に色々な要素が詰まっているのだけど、全体的に薄味。これは悪い意味ではなく、薄味になったことによって残虐な描写が記号的に見えるし(絵がうまくないせいもあると思うが)、物語の骨格が見えやすくなっている気がする。妙に安っぽい感動も、全体的に薄味なのでまあ許せる感じだろうか。

世界観は確実にエヴァ以降。地下世界があったり、ルーシーというツノのある生物の覚醒シーン等は思いっきりエヴァであった。あと、所謂、「イヤボーン」系。竹熊健太郎先生言うところの。追い詰められると、「イヤー!」で、超能力を発揮して敵を「ボーン」とやっつけちゃうやつね。

全体をして実は結構面白い漫画であった。恐らく作者の力量というよりも、確実に偶然がいくつも上手く重なったおかげで、とても良い作品に仕上がった感じだろうか。こういった作品も全然ありだと思う。今連載中の『ノノノノ』はどうなんだろう。読んでみたい。スキージャンプの話みたいだけど。